韓国ドラマ『美男堂の事件手帳』視聴率,あらすじ,感想まとめ「コプリの正体とは」圧倒される面白さ

美男堂の事件手帳
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ソ・イングク主演の韓国ドラマ「美男堂の事件手帳」の視聴率、あらすじ、感想などをまとめました。

カフェ「美男堂」で起きる事件を男巫になって解決してある事件を解決するために活動していく物語です。

※こちらの記事はネタバレが含まれますのでご注意ください。

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「美男堂の事件手帳」基本情報

「美男堂の事件手帳」
  • 原題:미남당 사건 수첩
  • 放送日:2022年6月27日から8月23日
  • 放送時間:月、火曜21:30から
  • 全話数:全18話(60分前後)
  • ジャンル:サスペンス・コメディ
  • 原作:チョン・ジェハン「美男堂-事件手帳」(小説)
  • 放送局:KBS2
  • 日本配信:Netflix(本国同時配信)
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「美男堂の事件手帳」視聴率

第1話5.7%
第2話5.6%
第3話5.6%
第4話5.7%
第5話4.8%
第6話4.2%
第7話4.5%
第8話5.0%
第9話4.5%
第10話5.5%
第11話4.1%
第12話4.7%
第13話3.7%
第14話4.3%
第15話4.5%
第16話5.0%
第17話5.0%
第18話5.7%
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「美男堂の事件手帳」第1話

「美男堂の事件手帳」各話のあらすじと感想をご紹介します。

あらすじ

ナム・ハンジュン(ソ・イングク)は絶大な人気を誇る男巫(パクス)の異端児、ナム道士。MKノーブルホテルの代表理事から済州支社長役員面接の補助を任される。

ハンジュンは占いカフェ「美男堂」のオーナー。天才ハッカーの妹へジュン、怪力馬力の持ち主でバリスタのスチョル、アルバイトのナダルとともに表ではカフェの経営者スタッフ、もう1つの顔・ナム道士として自ら命を絶った社長秘書の死因をつきとめ、社長を解任、逮捕までお膳立てした。

一方、テウン警察署強力7班にヨンジン署のハン鬼と呼ばれたハン・ジェヒが新たに班長として配属される。ジェヒは1ヶ月前に失踪したカン・ウネは事件の可能性を示唆し再調査することになり・・・。

感想

始まりからコミカル要素満載でした。

イケメン男巫、ナム・ハンジュン(ソ・イングク)。有名ホテルの採用面接でチカラを貸してほしいと依頼され、別室から応募者たちの過去の過ちや隠していた素性を言い当てていきます。そんな中、突然面接会場に現れ、急にお祓いを始めるのです。扇子と鈴棒を振りながら。そして社長を指差し、悪行を暴露。解雇するよう指示し、社長を追い出します。この初めの流れだけで、圧倒されてしまいました。何が起こっているのかよく分からないのに、面白い。そう感じました。とにかくお祓いシーンが印象的で、ハンジュンの癖が強過ぎました。

そんな「ヨンヘ洞の奇跡」と呼ばれる男巫を頼って、占いカフェ「美男堂」には沢山の依頼人がやってきます。ハンジュンの自信満々で神秘的な雰囲気と、相手に合わせた対応力が依頼人を引き寄せているのです。本当に視えていると、信じきってしまうのでしょう。さすがはプロファイラーだなと感心しました。

天才ハッカーの妹、ナム・へジュンのキャラにも惹かれました。フードを被ったボサボサ頭に、愛嬌を感じるのです。ハンジュンとの兄妹感もリアルでした。美男堂の仲間たちとのやりとりも面白かったです。みんなイケメンなのに小心者なのが、クスッと笑えました。ちょっと残念なイケメン達だなと。

彼らとは違い、見た目も中身も強くてカッコ良かった刑事ハン・ジェヒ。ハン鬼と呼ばれるほど、人間離れした動きをする彼女のアクションシーンがカッコ良くて、これからさらに期待してしまいます。また、ハンジュンとジェヒの過去の繋がりも気になります。全体的に話のテンポが良く、常にハイテンションで進んでいきます。第一話なのでストーリーは重くなく、あっという間に終わってしまったという感じでした。

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「美男堂の事件手帳」第2話

あらすじ

ナム道士の正体を疑ったジェヒは美男堂の身辺捜査中にハンジュンらに追われて何も証拠をつかめず逃げる。

テウン警察署強力7班はひき逃げ事件捜査で、以前から違法薬物、暴行、殺人の容疑者として悪行で有名な財閥、S&H社副会長シン・ギョンホが容疑者に上がってきた。相手が財閥で手出しできないジェヒはチャ・ドウォン検事に応援を求める。

シン・ギョンホの妻はナム道士を崇めるMKノーブルホテルの代表理事でハンジュンに助けを求める。ギョンホが女性を殺害した方法を突き止め逮捕を阻止するというが・・・。

感想

ハンジュンとジェヒの過去の繋がりが判明。予想以上の展開の速さでした。ジェヒの初恋相手が、ハンジュンだったのです。子どもだったジェヒは、彼のような警察官になりたいと憧れていました。だけど今は、お金のためにひき逃げ犯であるシン・ギョンホを助けるハンジュン。変わりきってしまった彼に、正義感が強すぎるジェヒはイライラを抑えられなかったのでしょう。

ギョンホを捕まえるための証拠を見つけ喜んだ強力7班メンバー達。しかし、それも束の間。結局ハンジュンは、強力7班メンバーよりも一枚上手だったのです。神のお告げだと言い、鈴棒を取り出して舞う彼は最強でした。この鈴棒を振るシーンは、何度観ても可笑しくなります。ハンジュンに負かされて、落ち込むどころか、さらに犯人逮捕に意気込み団結力を高めていく強力7班。署長に責められるジェヒを庇うチャン・ドゥジンは、ベテランならではの上手さがあり、頼もしかったです。彼の意見に簡単に丸め込まれ、コロッと態度を変える署長も面白かったです。

秘書を装ったスーツ姿のナム・へジュンの変わり様にびっくり。今までのフワフワヘアーのイメージがピッタリでしたが、黒髪サラサラヘアーも似合っていました。演じるのが上手い兄妹なのですね。直ぐに大胆な行動をしてしまうジェヒにも、驚きました。ハン鬼は、もっとクールな感じなのかと思っていたので。感情が分かりやすくて良いのですが、それはやめた方が良いんじゃない!?と思うような事もあり、観ていてハラハラしました。ジェヒとハンジュンのエピソードシーンは、ジェヒの気持ちを思うと切なくなります。その分、直後のハンジュンのスキップシーンには笑ってしまいました。独特の可愛らしさと突き抜けたナルシストぶりが、彼の魅力なのだと感じました。

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「美男堂の事件手帳」第3話

あらすじ

イ・ミンギョン代表理事を利用し警察庁聴聞監査官チョン・チョンギの携帯情報を盗み取った。

ジュヒは過去事件の捜査のため美男堂に単独潜入すると,帰宅したハンジュンと遭遇してしまう。ナ刑事が美男堂の相談予約の日同席したジュヒは、ハンジュンが3年前に証拠偽造の罪で実刑に伏していたことを知っていた。

出所したハンジュンは国家情報院をクビになったへジュンと元刑事のスチョルの3人で訪ねてきた家出中の息子を探し当てた。これを機にジェジョンを殺害した犯人「コップリ野郎」を探すべく美男堂の道士として再出発し、元検事の天才的なプロファイリング能力で事件を解決に導く。

感想

なぜ美男堂カフェを始めたのか、理由が簡潔でした。元警察官で、プロファイラーだったハンジュン。3年前に証拠偽造で捕まり、実刑に。自分を嵌めた犯人を捕まえようと、事件の真相を追います。刑務所を出た後、同じく元警察官だったスチョルが始めた興信所を訪ねるハンジュンと妹へジュン。占いの館と興信所が混ざり合った事務所の雰囲気は怪しさ満載で開店休業状態。そんなところにやって来た依頼人。ハンジュンは得意のプロファイリングで、その依頼内容を言い当てます。それを聞いた依頼人の勘違いから、ハンジュンは道士を演じ始める事に。急に男巫になりきれるのは、元々ナルシストで自信満々なハンジュンだからこそです。

ハンジュンのプロファイリングと、へジュンのハッキング。さらにスチョルの腕力で敵を捻じ伏せる。ハンジュンに懐いた少年ナダンも加わり、バランスの良い最強チーム美男堂の完成です。可愛さで採用されたナダンですが、得意の発明で今後どのように活躍するのかが楽しみです。この癖の強いメンバーに囲まれながら、徐々に表れてくるのではないか。可愛いだけじゃない特徴がきっとあるはず。と、期待してしまいます。

ハンジュンとジェヒが捕まえたいと願っている敵は同じです。なのに共通の敵を追いながらも、敵対関係にある2人。協力すれば良いのにと思ってしまいますが、ジェヒの誤解が解けるまでは難しいのでしょう。さらに3年前の事件が少しずつ明らかになり、気になることが増えてきました。やっとミステリー要素が加わってきたなという感じです。だけどコミカルさは健在です。オーバーリアクションにも慣れてきて、面白くなってきました。嗅いだだけで気を失うへジュンの靴下。どれ程のパワーを持っているのか気になります。また、チャ検事の穏やかで優しそうな雰囲気に癒されました。

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「美男堂の事件手帳」第4話

あらすじ

チョン・チョンギは3年前ハンジュンの犯罪を捏造し、スチョルは責任を取らされ警察を辞職に追い込まれた事件の張本人だった。ハンジュンとスチョルにより拘束されたチョンギは3年前の事件の証拠偽造を指示したイム総警に緊急の相談事だと連絡を入れ、自宅へ訪問すると救急搬送されていた。

変装したへジュンたちを見て、殺害した女性に取り憑かれたと勘違いしたギョンホは恐怖に逃げ回り、通報があった警察が逮捕した。実は通報者はナム道士の指示だったことがわかり・・・。

感想

3年前の事件の謎が少しづつ明かされていく展開に、引き込まれていきます。3年前の事件でハンジュンを逮捕し、警察の名誉のためだと刑務所に送った内部調査官チョン・チョンギ。スチョルも彼によって解雇されていました。無実の罪を着せられたハンジュン。その悔しさが伝わり、やるせない気持ちになりました。そんなチョンギに、黒幕は誰なのかと問い詰めます。

しかし刑事ジェヒらがやって来ます。すると祈祷中だと言い張り道化の衣装を纏い鈴棒を振り、舞を続けるハンジュンとスチョル。さすがでした。もう違和感もないくらい様になっています。妙な面白さがあり、癖になりそうなシーンでした。ナダンは、ちょっと不思議な発明で、早速活躍できていて可愛かったです。

また、ついに悪行を繰り返して来たシン・ギョンホが逮捕されます。彼の妻ミンギョンから報酬を受け取ったハンジュン。なんと婚前契約書と指輪も準備されていたのです。これには驚きました。即座に断るハンジュンにも構わず、攻め気な姿勢のミンギョン。そんな彼女がもう無敵の人に見えて、笑ってしまいました。ミンギョンから受け取った報酬をギョンホの事故被害者に渡し、神の思し召しだ。と伝えるハンジュン。今までの男巫ハンジュンとは全く違うクールさが際立っていました。それを隠れて見ていたジェヒが戸惑う気持ちもよく分かります。

さらにハン検事の母との約束も明かされ、彼の律儀さも表れていました。だけど、「ハンジュン、本当に正義のヒーローみたい。」と思っていたら、VIP顧客から依頼が入り、またお金大好きハンジュンに戻ります。そしてこの依頼が、コプリによる新たな被害者に繋がっていたのです。ミステリー要素が増してきて、面白くなってきました。しかし、ハンジュンとジェヒの関係は大きな進展なしで、モヤモヤもしました。

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「美男堂の事件手帳」第5話

あらすじ

殺人事件が起こり、ジェヒは手口から3年前のハン検事殺害事件で逃亡した犯人、チェ・ヨンソプだと予想。

ハンジュンは下水道に遺棄された死体をみて1つだけ他の殺人事件と違うと推測。被害女性の靴は白のハイヒールだった。現場でスチョルが怪しい黒ずくめの男を見つけ捜索すると、へジュンがチェ・ヨンソプを発見。

ジェヒたち警察もヨンソプを発見し容疑者確保に向かうが、犯人は別にいるので泳がせたいハンジュンが連絡するも過去に囚われているジェヒは聞く耳を持たず・・・。

感想

下水道で発見された遺体により、コプリの謎に近づくことに。コプリは一体誰なのか。急にシリアスな展開に傾きました。遺体を置いた犯人を捕まえようと現場周辺を監視するハンジュンとスチョル。すると怪しい男が現れ、彼を尾行する事に。その男はチェ・ヨンソプだったのです。ヨンソプが兄を殺害した犯人だと思っているジェヒ達も、逮捕しようと追いかけます。しかし、逃走中に車に轢かれてしまい意識不明に。そのせいで動揺するジェヒの元に、駆けつけたハン検事。職場の人達から、「全てが完璧なのに、女心が全くわかっていない」と言われているハン検事が、直ぐに向かう姿は素敵でした。

ヨンソプを轢いた犯人の車を見つけ、急いで向かおうとするハンジュンとスチョル。しかし緊急事態が起き、代わりにナダンが一人で車両捜索に。何だかんだで、上手くこなせるナダン。凄い子なのかもしれません。ナダンの活躍で、ヨンソプの自宅を見つけ、中を調べる事に。しかしそこにまたジェヒとチャン検事も捜査にやって来ます。何とか気づかれずにすみましたが、大慌てのスチョルに比べて、正反対のハンジュン。見つかると厄介なのにと、とてもハラハラさせられました。ヨンソプを問い詰めていくハンジュンは、普段と違い迫力満点でした。

新たな真相を聞き出していると、またまたジェヒが止めにやって来て口論に。この二人が協力する日は来ないのかもと、心配になります。また、ハンジュンの衝撃発言も気になります。コプリに近づくにつれて、重めの内容になってきましたが、そんな中でもハンジュンとへジュンの母が美男堂にやってきたシーンは、最高でした。母キム勧士には、絶対に占いの事がバレてはいけないのです。その為、スチョルが代わりに男巫を演じることに。全力で悪童に憑かれた演技をするスチョルは、面白すぎました。母も独特な魅力があり、個性が強かったです。

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「美男堂の事件手帳」第6話

あらすじ

3年前、ジェヒは職務中に焼け焦げた人体の横に座っていたチェヨンソプを発見。犯人として逮捕。

ハン・ジェジョン検事がその事件のプロファイリングをハンジュンに依頼。被害者はト・ジュナで以前婦女暴行で逮捕されたが違法収集した証拠のため無罪放免になり、翌日チェ・ヨンソプの娘は自殺。チェヨンソプは娘の報復という動機もあり犯行は認めるが、薬物過剰使用で記憶がないと何か腑に落ちないという。

現場検証しながらハンジュンはヨンソプが犯人だと偽装した、コプリではないかと推察。そのとき怪しい人物が現れ・・・。

感想

ヨンソプを狙って、コプリがついに姿を現します。しかもジェヒとチャン検事がいる前に、堂々と。一体なぜ、何を考えているのでしょうか。ストーリーは3年前の事件から始まりました。殺人容疑で逮捕されたヨンソプを、担当する事になったハン検事。彼は高校時代の友人でもあり、プロファイラー能力も高いハンジュンに相談する事に。すると、ヨンソプは犯人ではないと言いきったハンジュン。その言葉を信じ、ハン検事はヨンソプを釈放しました。

しかしそのせいで、ハン検事は真犯人から狙われ殺害されてしまいます。彼を救えなかった事を悔むハンジュンの号泣シーンは、見ていてとても辛くなりました。後悔してもしきれないほどの思いだったのでしょう。ハン検事はなぜ殺害されたのか。ただヨンソプに巻き込まれただけなのか。そして何に気づき、ハンジュンに伝えようとしていたのか。疑問がさらに深まっていきます。

ハンジュンは、犯人の手首に火傷跡があった事をジェヒに伝えますが、信じてもらえません。そして二人はまた激しい口論になってしまうのです。自分の考えが正しいと思い込み、客観的になれないジェヒが残念すぎます。いつまでもハンジュンを疑い続けてばかりいないで、もう少し頭を柔らかくしてほしいです。観ていて、もどかしくなりました。

シリアスな事件シーンから始まりましたが、コミカルなシーンも多かったです。コプリが、ヨンソプを狙いに来ると考えたハンジュン達は、ヨンソプと入れ替わり待ち構えようとします。しかし患者だと信じ込む医師によって本当に治療され、ハンジュンもスチョルも悲劇に見舞われます。特にハンジュンは麻酔薬を打たれた影響で、普段以上におかしなテンションになってしまいます。そこに現れたジェヒも巻き込まれてしまい…と、コプリが来る前にドタバタ劇が続きました。オーバーな演技もここまでくると楽しめます。またチャン検事の早口なお喋りに、ハンジュンとスチョルがウンザリするシーンも面白かったです。

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「美男堂の事件手帳」第7話

あらすじ

チェ・ヨンソプの病室に変装した犯人が現れ、ジェヒの目の前でチェヨンソプは薬物を盛られ重体に。真犯人「コプリ」を追いつめたハンジュンだが逃してしまう。ハンジュンはヨンソプに真犯人を聞き出そうとするが「誰も殺していない」と言い残し息を引き取る。

争った時にとった犯人の血液を盾に、度々の忠告を無視して馬鹿にしてきたことを謝れとジェヒに迫るハンジュン。警察は度々の失態にチェ・ヨンソプを犯人として捜査を終えるつもりだったが、署長に食い下がったジェヒは一週間の猶予を与えられる。

前々回下水道で発見された白いハイヒールの死体は、家出と思われていたカン・ウネだったことが判明。他の殺人とは違うとみたハンジュンは警察より先に事件解決に挑む。

感想

毎回上手く逃走するコプリ。刑事の目の前で堂々と犯行に及ぶなんて、信じられない行動です。さらに襲われたヨンソプも亡くなってしまいます。警察にはもっと頑張ってほしいです。ハンジュンは、娘の名前を呼び続けるヨンソプの手を握り、娘からの伝言だと優しい言葉をかけます。演技ではなく、本当にヨンソプ思ってとった行動に、思いやりを感じました。ヨンソプは最後に、自分は誰も殺していない。と言い残すのです。その言葉を聞いたジェヒは、自分の間違いに気づいたはずです。ですが、自分自身への苛立ちもあり、なかなか認める事ができないのでしょう。

ジェヒの強すぎる正義感や頑固さは、捜査の妨げになりそうです。チーム内でも暴言を。そのせいで、まとまりかけていたチームワークにも影響が出てしまいます。もう少し柔軟性を持てれば良いのにと思ってしまいます。

ハンジュンのプロファイリングはさすがです。霊に取り憑かれたと、美男堂にやってきた姉弟の嘘を見抜き解決。しかし問題は、その姉弟が原因で、母であるキム観士が巫堂に気づいた事です。神が私に試練を与えるとは…と呆然と去る母。全てがオーバーに見えて、笑ってしまいます。

また、カン・ウネが芸能事務所に所属していた事を知り、潜入捜査を試みます。そこで、アイドルオーディションを受けることになった強力7班メンバーの変装が、強烈でした。彼らにとって、アイドルのイメージがどうなっているのか不思議です。ド派手な衣装で、ダンスを踊るジェヒとドゥジンのコンビパフォーマンスのシュールな面白さが最高でした。

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「美男堂の事件手帳」第8話

あらすじ

カン・ウネの所属事務所が開催するアイドルオーディションに潜入捜査に入ったジュヒたち。同時にナム道士として入り理事の手首に火傷の跡があるか確認しようと捜査を進めていたハンジュンは、釣り合わない高級スーツを着た男に襲われそうになる。

ジュヒとハンジュンは情報交換しながら協力しあい計画を立てる。計画失敗も功を奏し理事が感電して倒れ、手首を確認し犯人でないことを確認。顔を合わせればすぐ喧嘩するハンジュンとジュヒの前にウネと同期の練習生イ・ジウンが現れた。ジウンは手がかりを話し出し、不審に思ったウネの様子を携帯で録画していたことがわかり、売られてしまった携帯を探し出すことに・・・。

感想

芸能事務所は闇が深すぎて、練習生達が可哀想になってしまいます。ウネはなぜ殺されてしまったのでしょうか。ウネと同期の練習生が、失踪前の異常な出来事をスマホで撮影したと話してくれました。しかしそのスマホを売ってしまったのです。スマホを先に手に入れようと、買い主の元に向かう美男堂チームと強力7班。そして、見つけ出したスマホの奪い合いが始まります。それはまるで、子ども同士の争いでした。あの穏やかなチャ検事も加わっている事に驚きです。けれど、このドタバタ感があってこそなのかもしれません。へジュンだけが冷静で、つい笑ってしまいました。

結局、一緒に食事をしながらスマホデータを復元することに。初めからそうしていれば良かったのではないかと思ってしまいました。もう少し協力しあえるようになる事を願います。夜の浜辺で会話するシーンは、観ていて心が温かくなりました。ジェヒが自分の誤解を認め、ハンジュンに謝罪したのです。そして3年前の事件について、話し出します。そこで、罪悪感は捨てろと言ったハンジュン。ずっと後悔と罪悪感を抱えてきた気持ちが、よくわかるのでしょう。カッコ良すぎました。

この一件から、少し歩み寄り始めた美男堂チームと、強力7班。両チームがまとまれば、さらに力強くなるはず。早くそうなって、事件を解決してほしいです。浜辺でのジェヒも普段とは違う雰囲気があり良かったですが、今回一番可愛かったのはウナに変装したナダンでした。完璧な女装姿で、新たな魅力を発見した気分です。

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「美男堂の事件手帳」第9話

あらすじ

チョン・ギョンチョルは警察の取り調べで、カンウネとの関係、海外で未成年者に性接待させた事実や顧客名簿を証拠として出すがシラを切り通す。真保守党最高議員パク・ジョンヒョンから所長へ圧力がかかりチョン・ギョンチョルは釈放された。

ジェヒは確かな証拠を握ろうと躍起になる一方で、ハンジュンはコプリと関係があると断定し、臆病なギョンチョルを不安にさせ自ら美男堂に出向いてくるよう動き出す。

感想

ついに追い続けたコプリの正体が明らかになってきました。しかし、さらなる黒幕の存在も。逮捕されたギョンチョルは、大物政治家からの指示で、すぐに釈放されます。未成年を利用していたのに全く反省していない態度に、腹が立ちます。ハンジュンは、ギョンチョルに不安感を与え、口を割らせる作戦に出ました。ここでもナダンが活躍します。ギョンチョルにわざとぶつかり、その隙に財布を盗むのです。ナダンは一体どこで身に付けたのでしょう。あまりにもスムーズな動きで、驚きました。

それから次々と災難におそわれ、不安を感じた彼は、美男堂に助けを求めにやって来たのです。全てハンジュンの計画通りに進むので、観ていて気持ち良くなりました。しかし、そこでク・テスの名前を口走り、これ以上は言えないと怯えるギョンチョル。なかなかコプリの正体にたどり着けないままでしたが、ついに動き出しました。

3年前にハン検事を殺害した実行犯コプリと、ハンジュンはまた遭遇する事になったのです。ハンジュンとコプリとの激しいアクションシーンは、迫力がありました。ジェジュンをなぜ殺したのかと、大声で問い詰める彼の怒りがものすごく伝わってきました。司法催眠でハンジュンの忘れている記憶を呼び起こそうとするジェヒ。無理矢理過ぎる方法と自分勝手さに、不快感を感じました。催眠後、ハンジュンに寄り添う姿を見せましたが、素直に観れず複雑な気持ちになりました。出頭してきたク・テスの意図も気になります。

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「美男堂の事件手帳」第10話

あらすじ

ク・テスは警察署に自首ではなく、ハンジュンに突然襲われたと被害相談のために出向いたという。ク・テスがコプリと疑っているハンジュンはジェヒに左手首の火傷跡を確認させるが、あるはずの火傷跡の場所には、ハンジュンに襲われた時に火傷したと新しい火傷が生々しく浮かんでいた。

ハンジュンはク・テスに殴りかかり、ジェヒはハンジュンの身体安全のため拘留する。ハンジュンはク・テスの血液が付着したハンカチを極秘でDNA検査のためスンチョルに渡すようにジェヒに頼む。

ク・テスは走査線上から外れるという約束でDNA採取に同意するが、検察、警察にはイム伯母の信者たちの息のかかったものたちが既に手を打っていた。

感想

ク・テスが自ら警察にやって来ました。コプリだという確証を得るため、テスの左腕の傷跡を確認しますが、新たな傷で覆われていました。ハンジュンに襲われて出来た傷だと、被害報告しに来たのです。罪を認めて出頭してきたのかと思っていたら、被害者として来た事に驚きました。怒りを抑えられず、殴りかかるハンジュン。やっとたどり着いたコプリなのに、確証を得られないのは悔しいはずです。テスには、自分は絶対に捕まらないという自信があるのでしょう。それもそのはず。バックが強力すぎるのです。政界、財界、警察と、悪人達が神母様を囲んで食事しているシーンはよくこれだけ集まったなと感心してしまいました。テスが強気でいられる理由がよく分かります。

留置所に入れられたハンジュン。そこでもナム道士の力を充分発揮して、問題を解決します。あのパフォーマンスを狭い留置所で行うと、いつもとは違う妙な迫力の違和感があり、それが笑えました。見ていた警察官達も拍手喝采で、引き込まれてしまうはずです。署長もその一人でした。息子を助けるために大金が必要になり困っていたのです。どうしようもない息子でも、やはり可愛いのでしょう。何とかして助けようとする気持ちはよくわかります。

そこにハンジュンが付け込み、息子を救います。その感謝を込めて、署長がハンジュンに渡した一枚の封筒の中身が意外でした。お金に細かい署長らしくて憎めないキャラだなと、呆れて笑ってしまいました。いつも突然やって来るキム勧士。今回は神父様と子豚と共に登場しました。

ツッコミどころ満載の母のリアクションは、いつも良いアクセントになっていて、ハンジュン達とのやりとりが毎回面白いです。事件の黒幕になかなか近づけないままですが、お互いを助けようとするハンジュンとジェヒの関係には進展がありそうで楽しみです。

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「美男堂の事件手帳」第11話

あらすじ

ジェヒはハンジュンにハン・ジャンミだと素性を明かすも信じてもらえず、遺族より刑事として生きるために改名したと告白。兄の事件を解決するため手を組もうと一向に引かないジェヒに一旦同意したことにして仮の計画を教える。

ハンジュンはジェジョンの妹を傷つけられないと心に誓いながら、ジェヒを好きな自分に気づき始めていた。一方でジェヒも今までのハンジュンとの思い出に浸りながらときめきを隠せなかった。

事件の調査にチェ検事まで合流することになり、ジョイスエンタがチョン・ギョンチョルを利用し、イム伯母の顧客たちに遠征賭博と性接待の斡旋をさせていたことが判明し・・・。

感想

テスの正体、さらにイム伯母の過去が少し明らかになってきました。手を組もうと持ちかけるジェヒ。ついに、自分がハン検事の妹だと名乗り出ました。事件の犯人を捕まえるため名前を変えて、刑事として戻ってきたのです。手を組まないなら逮捕すると脅すところは強引過ぎると感じましたが、そのくらい強い覚悟を持っているのでしょう。ジェジュンの妹を危険な目に合わせられないと、拒否するハンジュンの気持ちも分かります。しかし押し切られて、結局手を組む事になります。

ハンジュンが、ジェヒから昔もらった手紙を、未だに大事に置いていた事に驚きました。また、今までのハンジュンとの出来事を思い出すジェヒの恋する乙女の様な姿にも。お互い好意を持っているのが、態度に現れているのに認めない二人。似たもの同士なのかもしれません。チャ検事もチームに加わる事を提案するジェヒ。美男堂にやってきたチャ検事と、ハンジュンの服装が被っているだけで、お互い嫌そうにするシーンはクスッと笑ってしまいました。分かりやすい三角関係の今後の進展が楽しみです。

さらに、テスについて調べる内に、新たな事実が明らかになります。テスとイム伯母の繋がりにも関係がありそうで気になります。美男堂メンバーは、全く出てこないイム伯母の情報を得るため、カフェに巫堂を集めます。しかしイム伯母の名前を伝えた途端、その場の空気が一変したのです。彼女が神母様になった経緯には、恐ろしさを感じました。そして巫堂同士の小競り合いは、カオスでした。ハンジュン達がまともに見えるほどです。イム伯母は前からハンジュンを知っていたのでしょうか。さらにハンジュンとスチャンが大ピンチに。危険が増してきて、観ていてハラハラしました。チャ検事の上手くいっていなさそうな兄弟関係も気になります。

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「美男堂の事件手帳」第12話

あらすじ

潜入捜査をしていたハンジュンとスチョルはイム伯母にバレて連れ去られてしまう。ジェヒたちは必死の追跡で発見。覚醒したスチョルにジェヒが加わり救出された。

混乱の中逃亡しようとしたク・テスは、チャン刑事を人質にして車で逃走。チャン刑事は単独行動で家屋の焼け跡を訪れ、残されていた写真を手に入れ何かを確信していた。

スチョルとハンジュンが帰宅するとへジュンは兄をジェヒに預け、スチョルの自宅に引っ張っていき、好きだと告白すると・・・。

感想

恋の急展開。素直な二人の単純明快さが良かったです。近づいたり離れたりと、あれこれ考えて進展しない二人には見習ってもらいたいです。盗聴していた事がバレて、突然襲われるハンジュンとスチョル。金属バットで何度殴られても起き上がってくるスチョルには、人間離れした生命力を感じました。襲った相手が驚くのもわかります。ものすごく強いのにスマートさが感じられないコミカルな所が、スチョルらしいです。スチョルの戦闘能力の高さは圧巻でした。しかし、さらに強いジェヒ。さすがはハン鬼だなと。守られてうっとりしているハンジュンの目が、可愛くて面白かったです。

逃げ出すテスを追う先輩刑事ドゥジンとチャ検事は、テスの正体について問いかけます。ドゥジンはテスについて、何か気づいた事があるのかもしれません。彼の単独捜査も気になります。無事に美男堂カフェに戻って来たハンジュンとスチョル。心配そうに待っていたへジュンが、真っ先に駆け寄ったのは兄ではなく、スチョルの方でした。そこで拗ねるハンジュンと、気にもしないへジュンの兄妹感がリアルすぎてクスッと笑ってしまいました。見かけより繊細な妹を心配する兄の気持ちは、とても複雑なのでしょう。

へジュンとスチョルの関係の変化に気づいているのか、いないのか。こういう時こそ、プロファイリングで解らないのかなと思ってしまいます。積極的にアプローチするへジュンは可愛すぎます。真っ直ぐに気持ちを伝えられる素直さが、彼女の魅力なのです。それに比べてハンジュンとジェヒの距離の縮まり方は、微笑ましくもあり、もどかしくもあります。以前とは違い、互いの好意が確実に感じられるのは良いのですが…。

チャ検事が兄に直接問いただしに行くシーンは、複雑な兄弟関係が見えました。正義感の塊の様なチャ検事。身内でも罪を犯せば容赦しないという強い信念が感じられます。しかし、兄に罪を犯してほしく無い気持ちも伝わってきました。この確執がどうなっていくのか気になります。またテスの過去、テスとウネの関係など、気になる展開になってきました。

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「美男堂の事件手帳」第13話

あらすじ

ジェヒはク・テスのキャンピングカーから重要証拠を発見するが、クテスに気づかれてキャンピングカーに放火されてしまう。ハンジュンたちに助けられたジェヒ。2人は愛を確かめるが煙を吸ったハンジュンは病院に入院する事態に。その様子を見ていたへジュンもスチョルへの愛を確信した。

ジェヒが見つけた重要証拠からク・テスの一枚の過去写真を発見したが、チェン刑事が手に入れた写真と同じものだった。実はチェン刑事が担当した殺人事件の容疑者だったイム・ヨンジュがクテスと同一人物だった。アル中の父に正当防衛で殴ったところに放火したあと、小学生だったヨンジュは行方不明のままだった。

へジュンが今までの被害者の名前が書かれたコプリの画像をを見つけ、証拠を確認するためクラブに潜入捜査をすることに・・・。

感想

炎に覆われた車体に閉じ込められたジェヒ。彼女を救おうと駆けつけるハンジュンの前に、またテスが現れ3年前と同じ状況に。テスを捕まえようとして、ジェジュンを救えなかったハンジュンでしたが、今回はすぐにジェヒの元に向かいます。へジュンも驚くほど、無我夢中でジェヒを助けようとするハンジュン。その姿に心撃たれました。ジェヒを失いたくない思いが強く伝わってきます。

その後、自分の気持ちを正直に伝えるハンジュンと受け止めるジェヒ。素敵なシーンでした。やっとここまできたかと思いながら、とても感動しました。しかし、またまた口論に。それを呆れながら聞いていたへジュンとスチョルも加わります。お互いを庇うのか、貶すのか、よくわからない口論が幼稚すぎです。感動のシーンからコミカルに、驚くほど急変してしまう面白さがありました。

テスの正体である、イム・ヨンジュの過去の境遇が明らかになりました。彼は、ドゥジンが担当していた事件の加害者だったのです。家族に恵まれず、辛い経験をしたヨンジュを思うと、同情してしまいます。過去が想像以上に悲惨で、ショックを受けました。イム伯母に完全に洗脳されている理由は、過去の出来事とどう繋がっているのでしょうか。

そして徐々にイム伯母の悪巧みも明らかになってきました。完全な詐欺師。恐ろしい人です。証拠の帳簿を手に入れるため、みんなが集結するシーンは心強かったです。美男堂チームと強力7班、チャ検事のチームワークが良くなってきたのかもしれません。シリアスな展開が続きますが、ハンジュンとジェヒが指切りするシーンには癒されました。

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「美男堂の事件手帳」第14話

あらすじ

ハンジュンはウネの霊を降ろしたように演出。ウネに情をもっていたク・テスは、激しく動揺したところでジェヒが逮捕。同時に麻薬流通事件の被疑者として叔父のパク・ドンキ会長も逮捕されたことでチェ・スンウォンはイム伯母に後処理をするよう脅迫する。

ク・テスは共犯者を自白せず、パク会長はチェ・スンウォンとチェガングループ会長の座をもって警察から出すように取引をするが・・・。

ジェヒたち協力7班は、チャクトゥ洞の開発に注目し捜査を開始、美男堂ではハンジュンがスチョルとへジュンの交際を疑い始め、へジュンはバレたくない一心でもしほんとだったら毎日掃除して洗髪すると豪語する。

感想

念願のコプリ逮捕。これでハンジュンもジェヒも、自分を許して幸せになってほしいです。テスはウネに特別な感情を抱いていたはずです。母親の面影を感じるからなのでしょうか。しかし、その後の取り調べではウネと母は似ていないと声を荒げて否定します。さらに誰にも命令されていない。全て一人で計画して、実行したと自白するのです。なぜそこまで、イム伯母を庇うのでしょうか。不思議でなりません。

ハンジュンは、コプリを逮捕した事をジェジュンに報告しに行きました。そこで、ジェヒとの事を伝えようとすると急に花瓶が割れ、電気が消えてと不吉なことが起こります。ジェジュンが怒っているようだと怯えるハンジュンが面白かったです。高級ホテルが好きなのに、毎年キャンプに行くハンジュン。ジェジュンと一緒に行かなかった後悔があったのでしょう。今まで一人で抱えてきた事を考えると、辛くなります。

しかし今年はジェヒと一緒です。素敵な景色にゆったりと流れる時間、幸せそうな二人。笑顔で過ごすロマンティックな展開にドキドキさせられました。きっとジェジュンも許してくれるはずです。挿入歌も素敵で、このシーンにピッタリでした。そんな二人とは対照的な時間を過ごすへジュンとスチョル。ゆったりとはかけ離れたコミカルな展開が、楽しませてくれます。ハンジュンに気づかれないよう必死な姿が、可愛らしくて観ていて飽きないのです。また、二人の関係を知らないのがハンジュンだけだというのも面白いです。恋が上手くいく一方で、チャ検事の気持ちを考えると切なくなります。もう少し三角関係が拗れていくかと思いましたが、拍子抜けでした。全体的にラブロマンスの流れで、穏やかなシーンが多かったです。

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「美男堂の事件手帳」第15話

あらすじ

協力7班が起工式に出向くと、記者に囲まれイム伯母が祈祷しているところにハンジュンとスチョルがすでに到着して騒ぎを起こしていた。逃げたイム伯母は麻薬流通、売春防止法違反でジェヒが逮捕。柱に縛り付け、本命のチェ・スンウォンはじめ市長共々逮捕する。

繋がれていたはずのイム伯母は脱走し、警察では取り調べが進められるがみんな揃ってイム伯母に罪をなすりつける供述で、弁護団に囲まれたチェ・スンウォンは釈放されてしまう。警察署前でチェ検事がスンウォンに終わったはずの20年前の罪も全て償わせてやると強い態度で兄弟対決を宣戦布告し・・・。

感想

衝撃の展開に鳥肌が立ちました。コプリを捕まえて喜んでいたはずなのに、なぜ?土地開発の起工式で祈祷していた神母様と、そこに現れたナム道士。ついに悪者巫堂と偽者巫堂の直接対決です。ナム道士は一人ひとりの悪事を暴いていきます。もちろんイム伯母や、スンウォンも。そして強力7班も現れて、全員逮捕されるのです。今まで言いなりだった署長が、強気な態度を見せた取り調べのシーンは、見ていてスッキリしました。

しかしその後、証拠不十分となり釈放されるスンウォン。権力やお金で何とでもできる社会が、怖くなりました。イム伯母は、盗んでいた裏金と共に行方を眩ませるのです。恐ろしいほどに用意周到な人でした。それを知ったスンウォンの怒り方が異常でした。何をするか分からない不気味さがあり、怖かったです。彼はサイコパスなのでしょうか。心療内科に通っているのも気になります。

釈放された兄に、自白し罪を償うように勧めるチャ検事。そして彼が明かした20年前の事件に、驚愕しました。スンウォンは殺人を犯していたと言うのです。それを目撃していたチャ検事は、ショックで当時の記憶が曖昧になっていました。そこでスンウォンの友人を美男堂カフェに呼び出し、当時の様子を聞き出す事に。ここからさらに思わぬ方向へと展開していきます。

そして、ついに黒幕が登場。予想もしていなかった驚きの展開に、圧倒されました。ハンジュンはいつ黒幕コプリに気づくのでしょうか。黒幕の登場によりさらに複雑になっていき、今後がますます気になります。話が進むにつれて、ハンジュンの奇行シーンにも慣れてきました。むしろ彼の魅力を一番感じられるシーンなのかもしれません。さらに、良い兄な一面を見せたハンジュンが、頼もしく思えました。へジュンとスチョルの関係には、初めから気づいていたのです。さすがはハンジュン。二人を大切に想っている気持ちが、充分伝わってきました。彼らの素敵な関係性に憧れます。

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「美男堂の事件手帳」第16話

あらすじ

チョン・へユン殺人事件前夜、チャ検事は精神科医のチョン・へユンを訪ねる。20年前の事件について訊かれたチャ検事は、ヒョヌを殺したのは兄のはずなのに違う記憶が思い出されるといい、自分の記憶を改ざんされたことは父の指示だったことを知る。

チャ検事が幼い頃からサイコパスと父は気づいていた。父の指示でへユンがチャ検事を洗脳に成功したと思ったある日、殺人事件が起きた。ヘユンの面談でチャ検事はどんどん真実を思い出し・・・。ヘユンは自分を最高傑作品だといい、洗脳の結果検事になったことがわかったチャ検事に、サイコパスの証拠資料と代わりに夫の借金返却のためお金を要求した。翌日再度病院を訪れたチャ検事は、ジェヒたちの訪問を知ると・・・。

感想

優秀なプロファイラーであるハンジュン。彼は本当に黒幕コプリの正体に気づいていないのでしょうか。ヒョヌを殺害した犯人は、スンウォンではありませんでした。20年前の記憶を取り戻そうと、心療内科医であるヘユンの元にやってきたチャ検事。そこで、自身の犯罪者への強い憎悪は、へユンによって作られたものだったと知るのです。子どもだったチャ検事を洗脳し、自分が作り出した最高傑作だと言ったへユン。しかし、洗脳は完璧ではありませんでした。取り戻した記憶と葛藤するシーンは本当に辛そうで、観ていて複雑な気持ちになりました。自分の子どもを洗脳し、さらに兄に罪を着せた彼らの父は、子どもを何だと思っていたのでしょうか。またスンウォンは、その事に気づいているのでしょうか。

スンウォンから守るため、イム伯母を美男堂カフェに匿う事に。さらにイム伯母と取引し、強力7班が持つ証拠データを盗む事にしたハンジュン達。警察官であるジェヒを巻き込みたくなかったのでしょう。せっかくチームワークが良くなってきたところなのにと思ってしまいました。ジェジュン事件のファイルを手に入れるため、イム伯母の神堂に向かうハンジュンとジェヒ。しかし、黒幕コプリの罠に嵌ってしまうのです。全て計画通りに進めていく、黒幕コプリが恐ろしすぎます。イム伯母もテスも完全に操られているのです。黒幕コプリに気づかず、振り回されるハンジュンを見ているとモヤモヤします。何でもお見通しで、余裕ある態度のハンジュンを早く観たいです。

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「美男堂の事件手帳」第17話

あらすじ

強力7班は護衛搬送中に襲撃、事故に遭いク・テスは逃亡。イム伯母はハンジュンを眠らせたまま車で移動。ジュヒだけ見つかり連れ去られたことがわかった。イム伯母がハンジュンを美男堂に搬送していることが判明し、スチョルたちも跡を追う。

覚醒したハンジュンはイム伯母が目の前で死んでいるのを見て立ち尽くしているところに、チャ検事やジェヒたちが入ってくる。殺人の濡れ衣を着せられてしまう。

二度と冤罪にさせないと誓うヘジュンとスチョルにこっそり指示を出すハンジュン。警察署で勾留されたハンジュンは冷静に事件をプロファイリングし直すと・・・。

感想

やはりハンジュンは天才プロファイラーでした。ついに黒幕コプリの正体を突きとめたのです。美男堂カフェで殺害されたイム伯母。そこにいたハンジュンが殺人容疑で逮捕されます。彼は殺人を犯すような人ではないと、必死に訴えるジェヒ。それに対して、「感情より証拠に基づき捜査するのが検事の仕事だ」と言い切るチャ検事。冷静な判断力を失わない、正義感ある検事の姿はかっこよかったです。

しかし、全ては黒幕コプリの計画通りだったのです。チャ検事が黒幕だという事にまだ気づかず、完全に嵌められてしまったのです。彼がコプリでなければ、素晴らしい検事だと思えたのに。正体を知りながら観ていると、本当にもどかしくなります。留置所で今までの事件をプロファイリングし直すハンジュン。やっと黒幕に気づいたのでしょうか。「もう二度と嘘も隠し事もしない」と、ジェヒと約束したシーンは二人の絆が強くなっているのを感じました。

しかしその直後に警察から逃走。あの約束は何だったのかと思ってしまいました。ですが、全てハンジュンの作戦だったのです。それが明かされた時の爽快感は、最高でした。形勢逆転です。チャ・ドウォンを捕まえるため、美男堂メンバーと強力7班が動き出します。ここからさらにシリアスな展開が続くのかと思いきや、コミカルさが戻ってきました。特に、強力7班の仲間割れ演技のシーンは、コントかと思うほどです。

また、スンウォンに扮してハンジュンと格闘するスチョルの演技の下手さには、呆れて笑ってしまいました。他にもドタバタが続き、作戦が成功するのかとハラハラしました。この演技で騙されるドウォンが心配になるほどです。ドウォンは自分が優勢だと、信じ込んでいるのでしょう。このドラマの見どころは、テンポの良いコミカルさなのだと改めて感じました。出演者達のオーバーリアクションがクセになります。

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「美男堂の事件手帳」第18話

あらすじ

ハンジュンはついにコプリことチェ検事と対峙する。ハンジュンはコプリに過去の事件について問うがハンジュンのせいで犯行に及んだという。ハンジュンの最後を審判する力を考えると生きている実感が湧くとサイコパスの本当の姿を見せる。

危険な状況にも笑っているハンジュンにコプリは苛立ちを見せるが・・・。

一方で、コプリは逃走中不可解な行動を見せる。強力7班と美男堂が協力して捜査にあたり、コプリの過去に関する重要な資料を発見する。それをきっかけにコプリを追うが・・・。

感想

社会悪を憎み、私的制裁を加えていたチャ・ドウォン。法で裁けない犯罪者を、被害者の代わりに始末する彼は、英雄なのか。この難しい問題に、はっきり自論を告げるハンジュン。始めの頃のコミカル感満載のナム道士からは、想像出来ない姿でした。倒れ込むハンジュンの前に姿を現したドウォン。劣勢を装い自白させるハンジュンの演技力には感心しました。そして、これが罠だと伝える時の演技も。観ていて憎らしく感じるほどでした。

いよいよ逮捕か、という時にテスが登場しドウォンを助けます。テスの忠誠心はさすがです。自分をカササギだと言ってくれたドウォンの言葉が、よほど嬉しかったのでしょう。ドウォンは、ヨンジュをどう思っていたのでしょうか。ただの手駒ではなく、少しは大切に思っていたのだと思いたいです。

テスが捕まり、その隙に逃走したドウォン。そして黒幕ドウォンを捕まえるため、必死の捜査が始まるのです。父の指示で記憶を書き換えられ、社会悪を憎むよう洗脳されたサイコパス。あまりにも悲しいドウォンの過去に同情してしまいます。もし、子どもの頃にきちんと罰を受けていれば、彼は救われたのでしょうか。それとも、何も変わらなかったのでしょうか。とても良い人な印象が強かっただけに、残念です。

今回はアクションシーン満載でした。特にハンジュンとドウォンの直接対決は迫力がありました。いつも余裕ある態度をとっていた二人の必死さが伝わってきます。ヨンジュと母の再会シーンには感動しました。彼もまた、法によって裁かれなかった被害者なのです。彼にはこれから、心穏やかに過ごせるようになってほしいです。事件はシリアスな展開が続きましたが、全体的には個性豊かなキャストのおかげで、笑ってしまうシーンが多く、観ていて楽しめました。

ナム道士の活躍により事件は解決し、美男堂カフェは大盛況となります。事件は解決したのに、辞められない美男堂カフェ。あの母に、見つからない事を願います。

韓国ドラマ『美男堂の事件手帳』シーズン2「新たな猟奇的な連続殺人犯」韓国の反応や視聴率から続編予想してみた

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韓国ドラマ「美男堂の事件手帳」OST,主題歌

主題歌,OP『The dance of Minamdang/Gonia&ユ・テピョンヤン』
第1話,第4話,第8話OST『Stay Away/ナム・ヨンジュ』
第8話OST『Endless Night/Raina』
第9話OST『Stay Here/More』
第11話,第12話OST『I like you/ソ・イングク』
第13話OST『Still with you/SU A』

▼詳しい「美男堂の事件手帳」OSTはこちら▼

韓国ドラマ「美男堂の事件手帳」OST,主題歌まとめ

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